がまん比べ
10月も最終週です。朝から山のようにある仕事を片づけていました。中学生は今週から11月の半ばまでを「試験対策」にあてていきます。今回の試験が終わると、次のテストまではかなり時間が空きます。集中してこの3週間を過ごしたいです。
毎回の授業では、同じことを何度も何度も繰り返します。たとえば中1の英語の授業です。「third March earth 」などの「ar ear ir 」の発音の区別。正答できた生徒は14人中2人ほど。すでに何回も説明をしていることです。1度でもこの説明を聞いたことある生徒、と聞くと全員が手をあげます。
お父さん、お母さんには信じられないかもしれませんが、中1の子どもなどこんなものです。とにかく根気よく、根気よく、繰り返して定着させていくしかないのです。同時に、成績のよい子とは、こうした負の繰り返しの循環から早く抜けだした生徒です。
結局は「意識の問題」なのです。自分の意識として「間違えた問題は二度目はないようにしよう」と強く思うこと。それなくしては成績のアップはあり得ません。何度も同じことを間違えているうちは、本番の試験でも集中して問題に取り組むことも出来ていないはずです。
「意識改革」のためには働きかけ続けていくしかありません。あきらめずに、ひたすらに。その我慢強さが教える側の能力ともいえるのです。