ネットのトラプル その2

土曜日にレンタルサーバーの会社からmiyajukuのページがウィルスに感染し、たくさんの迷惑メールを送っているという連絡があった、というところまで書きました。

困りました。迷惑メールが「お前の所を爆破する」なんと内容であちこちに送られていたら、相手はmiyajuku.comのアドレスですから、うちから攻撃されたと思うでしょう。先日のニュースになった事件がふと思い浮かびました。そんなこんなでサーバーを落としたわけです。

しかし、ここからの対処は私のチカラではどうにもなりません。サーバーの会社とはメールでしかやりとりができないですし、お前の方で何とかしろ、といった態度が見てとれました。まぁ、ふつうであれば、こうしたトラプルの復旧には何週間もかかってしまうでしょう。そうなると業務に支障が生じます。それどころか、私がそんなことにかかり切っていては、生徒の指導がおろそかになってしまいます。

運が良かったことは、miyajukuの卒塾生の△△君が、ここのところいろいろと仕事を手伝ってくれていたことです。腕の良いSEです。何とかしてくれぇって泣きつきました。すると△△君は寝る間も惜しんでいろいろと対応してくれ、月曜日と火曜日はほとんど塾に詰めてくれて復旧作業をおこなってくれたのです。感謝でした。

今までのサーバーから新しいサーバーにmiyajuku.comのドメインごとすべての環境を移し、ウィルスに感染したものはそのまま保全する。言葉で言えばすぐですが、膨大な作業です。たすかりました。本当にありがたかったです。

ICTが教育にどんどん導入されています。しかし、その危険性についてはほとんどふれられることがありません。もちろん、どんなことでもリスクはあります。リスクがあるからといってICTの教育への導入を制限しろ、と言いたいわけでもありません。どんなリスクがあるのか、それを知った上でそうしたものを導入すべきだと考えるのです。

これからも私はどんどんICT教育を塾の中に入れていくつもりです。ただ、今回のことは良い教訓になりました。どうすればリスクを減らせるのか、そんなことを今までよりもずっと考えるきっかけをくれました。

と同時に、ICTについての知識は、これからのこどもたちにとっては英語以上に必要なものかと思います。自分でプログラムを組むまで行かなくても、インターネットの仕組みや危険性などを知っておくことは、基本的なリテラシーでしょう。そうした教育がほとんど学校の現場でされていないことは問題です。

なんとなく空気のような存在となってしまっているネット環境。ある程度の理解はぜったいに必要です。

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