この時期の親の思い

親の子に対する思いは無限大だ。

子が小さいとき、親は、本当にこの子は将来とてつもない人間になる、と思っている。

が、子が成長するにしたがい、夢は徐々にしぼみ、現実と向き合わざる得なくなる。

例えば、高校入試や大学入試というのは、親にとってはある意味で夢が破れる瞬間でもある。

△△高校に、○○大学に、親の夢は果てしなかった。でも、現実は・・・

そして、親は力が抜けていってしまう。

そんな親御さんに、声を大にしていいたい。

お子さんにとっての挑戦の価値は、決して受験する高校や大学の難易度で決まるものではないことを。

ひとりひとりの挑戦を価値あるものにするかどうかは、本人の意識にかかっていることを。

その意識をしっかりと育てることこそがオトナの役割なのだということを。

親のがっかりした気持ちははっきりと子に伝わります。それはわたしにも敏感に伝わってきます。何でがっかりするのですか? 世間的に名の通った高校や大学へ進学できそうにないからですか。親がそんな気持ちでいて、子が真剣に自分の未来の扉を開いていく努力ができるでしょうか。

入試はある意味ではイニシエーションのようなものです。親が子に人生を教える良い機会でもあるのです。しっかりと向き合っていきましょう。

周りの目や世間的な価値観ではなく、ひとつの家庭の中で、親と子が価値観を共有すること。それが受験ではないでしょうか。

(注) この一文は、特定の方に向けて書いたものでは決してありません。大なり小なり、すべてのお父さん、お母さんの心の中に浮かんでいるであろう「ある種の思い」に対して書いたものです。お間違いなく。