受験を自分のものとして引き受ける覚悟
良い天気の土曜日です。そんなこととは関係なく、今日も、小6受験クラス→小5受験クラス→高3国語→中3と授業が続きます。
小5クラスは月例テストです。まだまだ勉強を自分のこととしてとらえきれていません。今のこどもたちは、勉強をふくめてどうしても他者だよりです。とにかく手をかけられて育てられてきています。
勉強も、すべてがお膳立てされ、指示されて進んでいきます。これではダメです。いかに「自分で解決していくことが大切なのか」をわかる必要があります。といっても、そう簡単なことではありません。時間がかかります。なにしろ、何年もかけてしみついた習慣です。それを180度転換するわけですから。
小6受験生の子たちは、できなかった問題を自分で修正することができるようになっています、といいたいところですが、実際は6人中2人だけです・・・ この2人はさすがです。メキメキとチカラがついていくのがわかります。まさしく「目に見えるよう」に実力が伸びています。
あとの生徒たちも頑張ってはいるのですが・・・ もう一歩。自分の追い込み方が足りません。とはいってもまだまだ12歳です。上手に、無理せず、と言いながらも多少は無理をさせて、自分のこととして受験を引き受けさせていきます。
そこがわたしの仕事ですから。
高3生の△△子が、一昨日の授業で泣き出しました。受かる気がしない、という、ちょっと追い込まれた状況でした。そんな時期です。30年以上も受験生を見続けています。女子高生の涙なんかにわたしはちっとも動揺しません。自分のこととして引き受けるしかないのです。最終的には誰も助けてはくれません。やるしかないのです。
積み重ねてきた時間がここで意味を持ってきます。