日本の15歳『読解力』課題

今朝の新聞の1面には「日本の15歳『読解力』課題 国際調査8位 長文読む機会減る?」といったニュースが載っていました。いわゆる「学習到達度テスト(PISA)」での日本の15歳のこどもたちの学力についてです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161206/k10010797341000.html

世界各国の15歳の子どもの学力を測定した国際学力調査の結果が公表され、日本の科学と数学はともに5位以内とトップレベルでしたが、読解力は前回より順位を下げて8位でした。科学と数学も記述式の問題の正答率は低かったことから、専門家は「読解力の育成には根拠をもとに論理的に考えて意見を述べられるようにする教育が必要だ」と指摘しています。

先日も書きましたが、2003年のこの調査で日本の順位が急落したことが、ゆとり教育からの脱却と2020年改革への流れへとつながっています。今回の調査がそうした方向性にどう影響を与え、子どもたちの教育がどう変わっていくかは注意して見ていかねばなりません。

いずれにしても、学校の国語の授業は大改革が必要かとわたしは思います。もっともっとアクティブラーニングをとりいれると同時に、ライト・ノベルのような文章ばかりの教科書を大改訂して、しっかりと論理を学ぶことのできる文章に総入れ替えすべきでしょう。国語という名称も「日本語・論理」などといった名前に変えてもいいかと思います。

保護者の方も、お子さんに、しっかりと「骨」のある文章を読ませたり、きちんと話す習慣づけをする必要があるかと思います。デジタルデバイスが身の回りに増え、子どもたちはすぐに答えを求めたがる傾向が強まっています。また、SNSをはじめとして、短文でのやりとりも増え、しっかりとした長文を書く機会もほとんどなくなってしまっています。

たとえば、miyajukuの文章道場クラスでは、朝日小学生新聞や中高生新聞から抜き出してきた記事をわたしがまとめ、それを読んだ上で400字の文章を書かせています。決して感想文ではありません。記事の内容を理解し、その記事に対しての自分なりの考えをまとめて文にする。その論理性を中心に添削をしています。これを毎月のように繰り返して継続していくことが大切です。

時代がそうした学習を要請していることがこうした新聞の記事からもよくわかります。