新高2生の学習について
1人だけ、とんでもない部活動に所属してしまっていて勉強と部活との折り合いをつけられない心配な生徒はいます。いつも言うことですが、部活動を否定はしません。しかし、顧問教師の価値観をこどもたちに過度に押しつけるやり方には反対です。といっても、被害者は生徒たちなので、わたしが何を言おうとどうにもなりませんが。
少なくとも、一部の部活動にはそうした問題があることを、保護者の方は知っておいてください。
高1生から高2生になるにあたっての学習上の注意です。
高2の学習は、高1とは比べものにならないほど、内容もボリュームもアップします。すでに「勉強をあきらめかけていた生徒たち」が、高2になったとたんに「完全に勉強をあきらめ」てしまい、アルバイトなどに逃げる例はいくらでもあります。こうなってしまうと、もう学校の授業もすべてが「子守歌」となっていきます。
それではどうすればよいでしょうか。
絶対に死守する教科を決めることです。何があってもあきらめず、絶対に学習を続ける教科を作るのです。消極的な手段かも知れませんが、それさえも出来ない生徒が大多数なのですから、ここからは引かない一線を作ることが何よりも重要です。
文系であれば「英語と国語と社会1教科」。理系であれば「英語と数学と理科1教科」。他の教科は目をつむっても、これらの教科だけは授業も寝ずに聞き、出来れば予復習をし、さらにいえば自分の学習も上乗せする。そこからは何があっても後退しない。そんな腹をくくって欲しいです。
これもムリであれば、教科を減らしてもいいです。文系なら「英語」のみ、理系なら「数学」のみ。それでもしかたがありません。圧迫部活動との折り合いが難しい生徒も同じです。そうしないと本当に人生に悔いを残すことになってしまいます。
頑張りましょう(^^)