学習塾の選び方

今朝もたくさんの塾のチラシが入っていました。明日は火曜日なのでさらにたくさんのチラシが入るはずです。あっ、miyajukuのチラシも入りますが(^_-)

さて、皆さんは何を基準で学習塾を選ばれていますか? 一般的にいえば、おっきい塾なのか、ちっちゃい塾なのか、といったところが最初の分岐なのでしょうか。といっても、おっきな塾を選ばれる方が圧倒的に多いのですが・・・ 

今日の話はそこではありません。

個別指導、という言葉を聞かれてどんなイメージをいだかれますか? ひとりひとりに対応した指導、といったことでしょうか。今はこの「個別指導」というのが大流行です。入ってくるチラシの多くは個別指導です。個別指導という言葉だけが先行して、イメージだけが突っ走っている感じです。

果たして個別指導って何なんでしょうか。

私は「一斉指導」にこだわって30年近く塾をやってきました。学習指導というのは、最終的に「人」です。授業の空間を制御し、子どもの頭を常にブレインアクティブにし、モチベーションを持って学習に取り組ませていく。そんな指導をずっと追い続けています。そのへんの大学生のアルバイト講師に真似できるものではありません。

もちろん、学習成果というのは、授業だけで生まれるものではありません。ひとりひとりの「つまずき」に気づいてあげ、適切な課題を与え、しっかりと演習をさせ、それをチェックし、というプロセスが必要です。ただ、こうした過程でも、プロの「目」が必要なことは間違いありません。

もちろん「個別指導」でもすばらしい塾はあります。私のお知り合いの「早稲田アルバス」さんなどはそのひとつです。何が良いって、塾長先生が「人」としてすばらしいからです。プロとして先に書いたように、子どもたちに適切な課題を与えたり、モチベーションを持たせたり、といった指導ができるからです。

何が言いたいかおわかりでしょうか。個別指導、というすばらしいシステムはこの世の中にはないということです。イメージにしかすぎないんです。勝手に塾側が作り出した幻影だということです。学習塾の指導は、最終的にはプロの教育者として、その塾の塾長がどんな力量を持っているのか、ということにつきるということです。

皆さん。塾選びに際して、個別指導という言葉に引きずられないようにしましょう。どんな「人」が、どのように教えるのか。学習塾の「人」と「システム」に注目してください。

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