やる気ってなに?
昨日の夜も高3生の三者面談でした。K君の悩みは「なかなかやる気が出ない」というもの。もちろん勉強はしているのだが、いまひとつ気持ちが入らない、ということだ。それはわたしが見ていても感じること。
彼の目標は国公立の△△大。センター重視で二次は面接のみ。数学2科目、英語、国語、理科2科目で75%の得点率が目標ライン。今のままでいけば7割まで届くかどうか、といった状況にある。私大についてもセンター利用で2校程度おさえておいて、2月の一般試験で2校にチャレンジしていく、といった受験方針は確認済み。
いいか。やる気をむんむん外に出してガンガン勉強できるヤツなんていないよ。大切なのは、やる気がなくてもやれる体制を作ることじゃないのか?
これはわたしの持論です。やる気スイッチなんてものは絶対にありません。そもそも「やる気」なんてものが存在しているのかさえあやしいものです。
勉強というのは地道なものです。とにかくコツコツコツコツと積み上げていくものです。やるぞー! なんてさけんで漫画チックにガツガツとやるものではないのです。わたしはハチマキして「エイエイオー」なんて叫ぶ様子が芯から嫌いです。
大切なのは、やる気が起きなくても学習を進められる「自分」を作ること。そのためにはどうすれば良いかを真剣に考えるのです。
ここからは個々にアドバイスは変わっていきます。どうすれば「やる気」がわき上がらなくても勉強を継続できるか、という具体的な方法をひとりひとりに合わせて助言するのが、わたしの仕事です。
劇的なものが身の回りにあふれかえっています。だまされてはいけません。もう一度。
やる気スイッチはありません。大切なのは、そんなスイッチに頼らなくても学習を継続していける「自分」を作り上げることです。
それが受験に成功するただ一つの道です。