ネット社会での子育て
ネット社会です。そんな中で子育てをされているお父さん、お母さんに向けてちょっと書いてみたいと思います。
インターネットは「個」と「世界」をつなぐツールです。そのおかげで広い世界と個がつながることが簡単にできるようになりました。ですから、そうしたツールを通じて、人は「いろいろな価値観」に接したり、「自分とは違った考え」に様々に接している、と思っていました。
しかし、多くの人たちが、ネットを通じて「自分と似通った」「自分の考えと近しい」仲間とのみとコミニュケーションをとるようになり、知らず知らずのうちに「自分の見ている世界」がすべてだと思うようになってしまっている、ということです。
小、中、高校生も同じです。LINE、Instagram、TwitterなどのSNSでのやりとりは、だんだんと「閉じた世界」でのコミュニュケーションになっていってしまい、気づかぬうちに「狭い世界観」に陥ってしまっている傾向が強いのではないでしょうか。
そうした現状をよく知った上で、お父さん、お母さんは、子どもたちに接する必要があるのでは、と強く思うのです。ネット社会だからこそ、SNSでのやりとりが主になっているからこそ、子どもたちは「ごく狭い世界での価値観」だけにふれてしまう毎日を過ごしている、という現実をです。
ではどうすれば良いのか。
とにかく、様々な価値観にふれさせてあげることです。若いうちに、精神が柔軟なうちに、いろんな考えに接することが、子どもたちの正しい成長に寄与することは間違いありません。
いわゆる「○○バカ」は、これからの時代を絶対に生きていくことはできません。そうならないためにも、子どもたちには、実体験でも、読書でも、メディアでも、どんなツールを使ってでも良いので「いろいろな世界」を見せてあげたいです。
そして、それができるのは、親しかいない、ということです。