新しい基準

東京大学への合格者数の高校別のランキングが世間を騒がせる時期になりました。でも、もういい加減にこうした「ステレオタイプ」の学校比較はやめた方が良いと思います。多様な選択がおこなわれている今、東京大学ではなく海外の大学に進学したり、他の選択肢を選ぶ高3生も増えているからです。

もちろん、東京大学への進学者数が多い高校が優秀なのは間違いありません。ただ、それはひとつの「側面」でしかないということです。まぁ、わかりやすい比較なので週刊誌などでは大きく取り上げますが、もっと違う指標による比較をそろそろ作り出すときなのではないでしょうか。

新中3が大学入試をむかえる2020年の「高大接続改革」ですが、何度も書くように「大学入試」を変えることが目的なのではなく、そこを変えることで「日本の教育の基準」を変えることが目的です。その「基準」は「ひとつ」ではなく「多様」だということです。東京大学を頂点とした偏差値による輪切りの基準ではないことは間違いありません。

時代が大きく動こうとしています。子どもたちはその動きに翻弄されつつあります。保護者の方をふくめたオトナが、そうした子どもたちの「良き水先案内人」になってあげなければなりません。同時に、私たちオトナも柔軟に世の中の動きを見ていく必要があるのではないでしょうか。

従来からの基準、わかりやすい基準、というのは頭から疑ってかかる必要があります。