これからの英語入試の形

広島大学が、入試に英語の外部検定試験の導入を発表しました。

https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/3825

大学が事前に公表した外部試験の基準をクリアすると、センター試験の英語は満点とみなすとのことです。こうなると広島大学を受験予定の生徒は、英語の外部試験を受けないと圧倒的に不利になりますね。

広島大学なんてそんな遠くの大学のことは関係ない、と思っている方がいましたら大間違いです。この形式が、これからの大学入試の普通の形になっていくはずだからです。早晩、首都圏の国公立の大学、私立の大学も「雪崩を打って」英語の外部試験導入にふみきるはずです。

というよりも、すでにいくつかの大学では導入していますし、来春入試ではその学校数も拡大していくはずです。

そうした時の基準になるのは、この広島大学の公表したものにある「CEFR」でしょう。「CEFR」というのは、Common European Framework of Reference for Languages の略で、ヨーロッパ言語共通参照枠と日本語訳されます。その言語を使って「具体的に何ができるか」という形で言語力を示す指標です。この言葉も聞き慣れない方が多いでしょうが、これからは頻繁に耳にするはずです。

NHKのホームページに、NHKのラジオやテレビの英語講座が「CEFR」のレベルでどれに相当するかの図があります。 http://eigoryoku.nhk-book.co.jp/cefr これをみると「CEFR」のざっくりとしたレベルがわかるのではないでしょうか。

つまり、「CEFR B2」は、英検なら準1級、TEAPならスコア334以上、GTECなら1250以上、などと、「CEFR」をもとにして、様々な英語の検定試験のレベルを横並びに比較することができるようになっているのです。

もちろん、こうした技能検定試験は、すべて「読み」「書き」「聞き」「書く」という4技能を均等に試験するようになっています。今までのような「読み」だけに隔たったものではありません。従来型の「文法や読解を中心とした英語の授業スタイル」は通用しなくなる時がそこまできています。学校や学習塾の授業が変わらないのであれば、保護者の方はなにか対処をしなければいけないでしょう。