Spring ephemerals
私が唯一定期購読している雑誌が「山と渓谷」です。
今月号の特集は「Spring ephemerals」。直訳すると「春のはかないものたち」ということになるのですが、落葉樹林の林床に春の一時期に咲く花々のことです。
カタクリ、アマナ、フクジュソウ、セツブンソウ、イチリンソウ・・・
これらの花々は、木々が葉を広げる前の雪解け時に一斉に地下から顔を出し、葉を広げ、花を咲かせて再び長い地下の眠りにつきます。
フクジュソウなどは雪がまだ残る時期に花を咲かせます。もちろん虫は少ない時期です。そのためフクジュソウは光をよく反射する花びらをいっぱいに開き、太陽光を集めます。このパラボラ太陽光断熱システムによって虫たちを暖めてあげるのです。虫たちはこの温かなフクジュソウの花から花へ移動するとともに花粉を運ぶのです。
miyajukuもそんなフクジュソウみたいな場所でありたいですね。
これらスプリング・エフェメラルの花たちの写真を眺めていると気持ちが豊かになってきます。