平戸旅行記
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4月29日〜5月2日の4泊5日、といっても、安い航空券のため初日は羽田発夕方、今日は福岡発昼過ぎなので、実際の滞在は3日の長崎県平戸へ旅してきました。
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滞在中は息子の家にいたので宿泊費はかかっていません。家主の息子は東京に仕事で行っていて最初はいませんでしたが。いずれにしても、本州の西の端の平戸です。九州に住んでいる方もめったには訪れない場所です。でも、行けばいろんなことがわかるんです。
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たとえば、壱岐がすぐそばに見えるんです。長崎の出島に移るまで平戸は南蛮貿易の中心でした。ザビエルも布教をしています。それ以前、鎌倉のはじめには榮西が平戸から中国に渡り、平安初期には空海もここから中国に渡っています。多くの遣唐使船か平戸で風待ちをして大陸に渡っていった様子が見えるんですね。
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歴史だけでなく、今時の漁業の様子も良くわかるし、日本の地方のかかえている問題や、それでも元気な人たちのこと、様々に見えてきます。春日の棚田で会った93歳のおばあさん、棚田を耕していたおじさん、写真にある「焼き鳥正ちゃん」のオヤジさん・・・そんな方々とのちょっとした会話も楽しかったです。
まぁ、平戸では立派な魚がさくさん釣れています。写真は、生月島で釣りをしていた人が目の前で釣り上げたスズキです。クーラーの中には立派な鯛が10匹も入っていました。
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美味しいものもいっぱい食べました。回転寿司にはこっちと違って地元で水揚げされたものばかりが並びます。白身の魚が多いのも特徴的。写真はミズイカ🦑 イカの水揚げも平戸は多いんです。
そんなわけで、最後の写真は、帰る時になって晴れた朝、川内峠いう気持ちの良い峠から見た静かな古江湾です。ここにはマグロやフグの養殖場があり、その魚の一部はニューヨークに運ばれて行くそうです。
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平戸と世界のつながりが旅の締めです( ^∀^)