英語の外部検定試験って大学入試でどうあつかわれるの?

ニュースなどで「東大、京大など旧帝大では英語の外部検定試験を利用せず」と大々的に報道されています。あたかも、英語の外部検定試験は大学入試では利用されないかのような錯覚を起こさせる報道のされ方です。

確かに、東大や京大などの日本の国立大のトップ校が外部検定試験を利用しないというのは、文科省が思い描いている2020年の大学入試改革にとっては大きな問題なのでしょう。でも、わたしにとっては、そうした大学に進学する生徒を教えているのではないので関係ありません。このブログを読んでいる多くの方も同じことでしょう。

旧帝国大学の国立大がなにを言おうと、首都圏の私立大学の入学試験では、英語の外部検定試験はすでにかなりの勢いで導入されています。来春入試(現高3が受験する平成31年度入試)でのおもな導入校を挙げると以下のようになります。

青山学院大  出願要件 CFERのB1またはB2レベル
桜美林大学  得点加算 CFERのB1レベル
学習院大学  得点加算 CFERのB1レベル
駒澤大学   得点加算 CFERのB1レベル
上智大学   出願要件 TEAPを利用
専修大学   得点加算 CFERのB1レベル
中央大学   出願要件 CFERのB1またはB2レベル
東海大学   得点加算 CFERのB1レベル
東京都市大学 得点加算 CFERのB1レベル
法政大学   出願要件 CFERのB1またはB2レベル
明治大学   出願要件or得点加算  CFERのB1またはB2レベル
明治学院大学 出願要件or得点加算  CFERのB1またはB2レベル
早稲田大学  出願要件or得点加算  CFERのB1レベル

CFERのB1レベルはまともな大学に進学するには必須の資格といえます。英検でいうと「2級or準1級」のレベルです。ここで間違えてはいけないのは、英検2級を取得したとしてもCFERのB1レベルには達していないこともある、ということです。英検は「級」ではなく「スコア」に注目しなければいけません。2級を取得してもスコアが1950点に達していなければCFERのA2レベルだということです。もう一度、英検2級を受験する必要があります。

理系での大学進学ならばCFERのB1レベル(英検2級)、文系での大学進学ならばCFERのB2レベル(英検準1級)の取得を目指して計画立てて学習していくこと。これが高2生と高1生にとっては大切だということです。それも、スコアに注目してということです。

1月の英語検定試験の〆切りは12月26日です。

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