保護者の方との学習相談 その3

今日も保護者の方との二者面談から。

保護者のお母様
小2の弟の相談でも良いですか?
miyajuku塾長
もちろんです。
保護者のお母様
お兄ちゃんと違って、弟の方は読解力が欠けているように思うんです。
miyajuku塾長
どんな時にそう感じられたのですか?
保護者のお母様
算数の文章題を読んでいるのをそばで見ていて、何が聞かれているのか、なにを答えなければいけないのか、がよくわかっていないようなんです。
miyajuku塾長
そうですか。まず、最初に、こどもさんの発達というのは個人差があるので、小学校の低学年の場合は特に「ここまでにこれができないと」というのはないことを承知おき下さい。その上で、読解力をどうつけていくかということですが・・・
保護者のお母様
やはり本を読ませた方が良いのでしょうか。
miyajuku塾長
確かに、本を読むことで読解力がつくこともあります。でも、読書は読解力をつけることと直接は結びつかない面もあります。読解力というのは、お母さんがおっしゃるように「書かれていることの意図を正確に読み取る能力」です。時間を取れるか難しいでしょうが、お子さんと一緒になって教科書を読み、ここはどんな意味かな、などと対話を繰り返すことの方が読解力の育成にはずっと良い方法です。
miyajuku塾長
たとえば、うちの習字教室ですが、小学校低学年の子も、今月の課題の文字の書き方を映像を見ながらお手本にびっしりと書き込むことをさせます。ここははねる、ここは止める、ここは太く・・・などと。文字の情報を聞き、それをお手本にきちんと書き込んでいく力。それこそが読解力だと思うのです。同じように、お子さんと教科書を開いて対話をしてはどうでしょう。
保護者のお母様
本を読む=読解力を育てる、ではないんですね。
miyajuku塾長
そうです。読解力というのは、外からの刺激に対してそれを正確に理解する力です。読んだり、聞いたり、見たりした情報をきちんと「わかる」力のことです。そうした力は、本を読むこと、とくに自分が好きな本を読むことではなかなか身につきません。ご家庭でできることとしては、とにかく親が「問いかけ」をして、それに対してきちんと子どもが答える習慣づけをすることです。
保護者のお母様
なかなか難しいですね。
miyajuku塾長
テレビを見ながら食事をするのではなく、その日にあったできごとでもいいので、きちんと会話をしながら食べるような、そんな時間を持つ方が読書よりもずっと読解力をつけることになります。