「非認知能力」は幼少期に育まれる

日経にこんな記事がありました。

教育格差の処方箋(上) 幼少期の学習支援、最重要  マティアス・デゥプケ ノースウエスタン大学教授

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63541280Y2A810C2KE8000/?fbclid=IwAR1FtDixMrwR7wDUinxXzfT0jZMrUjJdoi4wUQ3VZNx09GhRmurDai–GMs&fs=e&s=cl

有料会員でなければ読めないのでその核心部分だけを抜き出しておきます。

・・・実は不平等の多くは、おおむね4歳までというごく早い時期に現れる。ほとんどの国で義務教育が始まる前だ。最近の研究では、幼少期に習得したスキルが子供の長期的な成功に重要な影響を与えることが指摘されている。ここでいうスキルとは読み書きといった計測可能なスキルではなく、やる気や根気やがんばりといったしばしば「非認知能力」に分類されるものだ。大切な非認知能力を育むには、ごく幼いうちに子供と養育者の間に質の高い意思疎通やふれ合いがなされることが欠かせない。異なる社会的背景を持つ子供の間で不平等が最も顕在化するのは、この幼少期なのだ。・・・

教育格差についての記事なのですが、格差はすでに義務教育前に始まっている、というのです。「やる気、根気、がんばり」といった「非認知能力」は幼少期の「質の高いふれ合い」や「意思疎通」によって育まれる。それができるかできないかが格差をうんでいく、といった趣旨の内容になっています。

この記事のように「非認知能力」のすべてが幼少期にだけ育ち、後になってから育てるのは不可能だというのはちがうと思います。この記事の筆者もそうは言っていないはずです。ただ、幼少期にひとつの「わかれみち」があるというのは確かかと思います。

どんな子も「生まれ持った能力」があるはずです。ただ、そうした「能力」に気づかせることができるか、あるいは、そうした「能力」のスイッチを入れられるかどうかは環境次第だと思います。刺激がなければ「能力」は埋もれたままになってしまいます。花開かすためには何らかの外部からの「押し」が必要なことは確かでしょう。

これは小学生や中学生、高校生にも言えることではないでしょうか。持っているものに「気づく」ことができなければ「能力」は埋もれたままになってしまう。そのためには様々な挑戦や失敗が必要だ。とくに「質の高い意思疎通」はなによりも子どもたちの「能力」を開花させるきっかけになる。

幼少期にはとにかく様々な体験をさせたいですね。同じように長じてからもたくさんの体験、もちろん「勉強」というものを通じてもですが、リアルな感覚をともなった体験もたくさん持たせたいものです。