息子との会話
帰宅の電車の中で、私が「読売ウィークリー」の「怒りの五百人ナマの声を聞けー給料大氷河期」なる記事を読んでいたら、息子がその雑誌を横取りして読み始めた。
「やっぱ、公務員が良いのかな? 」
「でも、地方公共団体もこれからつぶれるところが出てくるだろうしな。」
「夕張みたいにだろ。オレも大学院に行きたいとは思ってるんだけど。はやいとこ就職した方が良いのかなって考えたりしてさ。今日も空手部の先輩が就活の帰りに練習に来てさ・・・」
と、ここから、就職についての話が続いた。
さらに、奨学金の一種を申請中なので、
「友達が奨学金の一種がだめだったんだって。」
「そうなんだ。こっちは結果はまだなんだろ。」
「まだだけどさ。ああいったのって、何を基準に選んでるのかね。」
「そうだな。よくわからんな。成績なのか、何なのか・・・」
ふむふむ。世の中のことをちょっとずつ考えはじめているようだ。
「まぁ、じっくり考えろよ。自分がこれを研究したい。これはおもしろくってしょうがないってものが見つかれば大学院にも行けばいいし。とりあえず、1年生のうちの授業はつまらないかもしれないけど、そこそこちゃんとやってけば良いんじゃない。体育会にも入っているわけだし、そっちも頑張ってれば。」
「まぁ、そうだな。」
頑張れ、わかもの!