高3の模試実施中
今日は高3の「私大マーク模試」を実施中。みんな真剣に模試に取り組んでいる。この模試と9月末に実施する模試の結果で最終的な志望校を決定していくことになる。
大学入試は、入学者を増やしたい大学側の手練手管にだまされる受験生が多い。AO入試、自己推薦入試、公募推薦入試、指定校推薦入試と、一般入試以外にたくさんの入学手段がある。早く決めたい、という受験生の気持ちをうまくくすぐってくる。
全入時代だ。願書さえ出せば合格できる大学はたくさんある。自己推薦の基準もあいまいだし、AO入試といいながら、面接さえもしない学校もある。英検3級が出願基準という英文科さえある。とにかくなんでもありだ。
そんな時代の中、「だまされない」ように「気持ちをぶらさないように」来年まで生徒たちを引っ張っていくのは大変だ。親も何が何だかわからない、というのが実際だ。あまりの情報洪水の中でおぼれかけている。
高校入試もとにかく私立の推薦や県立の前期選抜で決めたがる生徒が多い。楽な方に楽な方に流れたがる。親もそれを止めようともしない方が多い。「何でわざわざ苦労しなければいけないのですか?」そうおっしゃる方もいる。人生観だからそれ以上は私も何も言えない。
前にも話したが、平坦な道ばかりを歩いて成長した子供が、この厳しさを増している「世間」に出ていった時にどうなるのか。それを考えて欲しい。
うん。でも私は政治家でもないわけだし、お預かりしたmiyajukuの生徒たちだけを見つめていればよい。彼ら、彼女らには、楽な道は歩ませたくない。それだけは保護者の方にはご理解いただきたい。