サバがマグロを産む
東京海洋大学の吉崎准教授のチームが、ニジマスしか産まないヤマメを作り出すことに成功した、という記事だ。この技術を応用すると、養殖が容易なサバにマグロを産ますことが出来るようになるという。実験レベルの成功に5年、実用レベルに10年かかるという。
クロマグロを産むサバが出来れば、我々の食卓にのぼるマグロの供給が安定するだろう。また、絶滅危惧種の魚を増やすことも可能になる。
数日前、日本語がおかしくないかチェックして欲しいと息子にレポートの校正を頼まれた。生物学のレポートで、進化がおこるきっかけについての内容だった。その生物学の先生が、この記事の先生なのだそうだ。
息子は出来ればこうしたミッションに加わりたくて大学を選択している。大学を決めたきっかけも、オープンキャンパスでこの吉崎先生の模擬講義を聴いたからだと言っていた。夢を追い続けて欲しい。サバから生まれたマグロを食べてみたい。