持久戦

今週発売の多くの週刊誌に高校ごとの大学合格者数が掲載されている。

それらを見ると、神奈川県の県立高校のいくつかの国公立大や早稲田大の合格者数が空欄になっている。この時期の週刊誌の調査は、各大学が発表する高校ごとの合格者数をもとに集計をしている。しかし、国公立大や早稲田大は高校ごとの合格者数を公表しない。その部分については、各高校に取材して合格者数を調査している。高校側が公表しなければ空欄になる。

湘南高校、厚木高校など、県内の進学校のいくつかは進学者数を公表しないので、週刊誌の記事は空欄になるのだ。

塾の授業があった娘との帰宅途中、「先輩が、東大の理3に合格したんだ。」「それはすごいなぁ。でも、なんで学校は合格者を公表しないんだろう。」「国公立の後期日程が全部終了していないからじゃない。先生がそう言っていたような気がする。」といった会話があった。

確かにそうだ。まだ国公立大の後期日程はすべての合格発表が終わっていない。筑波大などたくさんの受験者がある学校の合格発表が残っている。そうした発表がすべて終わってから集計結果を公表する、といった学校側の考えは納得できる。まだ仲間の中には合格通知を待っている者がいる。それらの結果が確定してからすべての集計を発表するという方針なのだろう。

「先輩たちも後期が終わるまで行き先が決まらないんだ。」という娘の言葉に、まだまだ大学入試が終わっていないことを実感させられた。「私も来年はこの時期まで頑張るんことになるんだろうなぁ。持久力はあるから大丈夫だろうけど。先生も湘南生は持久力で勝負していくことになるよ、って言ってた。」という言葉も聞かされた。

その言葉を聞いて安心した。

そうだなぁ。受験は持久戦だ。その通りだ(^_-)

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