江戸・東京散歩
地下鉄日比谷線の東銀座駅を下りて歌舞伎座前をスタート地点に。国立がんセンター方面に歩いていくと10分ほどで海軍兵学寮と医学校跡地に。そこから5分ほどで築地に。今日は日曜日なのでほとんどのお店はお休み。それでも開いているお店をひやかしながら歩く。ちょうどお昼前なので一軒の回転寿司店へ。さすがに築地。安くてうまい。なかでも「クジラすし」はここでしか食べられないのではと手を出した。
波除(なみよけ)神社にお参りして、幕末に設置された「軍艦操練所跡」を過ぎ、かちどき橋の手前を渡って「築地本願寺」へ。おもしろいお寺だ。関東大震災で焼けた後、インドの建築を真似て作ったという。お寺の中にパイプオルガンが置かれていた。
築地川公園を歩き、聖路加病院へ。ここは「赤穂藩 浅野内匠頭邱跡」とのこと。また、芥川龍之介生誕の地という碑もあった。また、すぐそばには、解体新書がここで書かれたという「蘭学事始の地碑」や「慶應義塾発祥の地碑」もあった。
しばらく歩くと「タイムドーム明石」という中央区の博物館に。入場料100円でこの周辺の歴史紹介の展示を見る。昭和15年に万国博がこの周辺で開催される予定だったという。戦争で中止になったが、その時の前売り入場券は大阪万博や愛知万博で利用されたとのこと。ちょっとびっくり。また、この周辺は明治初めの頃は外国人居留地だったそうだ。青山大学や関東学院大学などの発祥の地碑があったのにも納得できた。その後、佃大橋を渡って佃島へ。橋を渡るとすぐに「天安本店」という佃煮の老舗があった。
この周辺は江戸情緒あふれる建物がある。「石川島灯台跡」「住吉神社」と歩いていく。周囲にはニョキニョキと高層建築が立ち並ぶ中に古い雰囲気の残る不思議な空間だ。月島名物の「もんじゃ焼き」のお店がつらなる「もんじゃストリート」を通り抜ける。「東海道中膝栗毛」の作者「十返舎一九の墓」を過ぎ、新島橋、朝潮小橋を渡る。
ここら辺は高層マンションが建ち並ぶ。どんな人が住んでいるのかなぁ、などと思いながら晴海の埠頭へ。水上バスの発着場からは、レインボーブリッジ、お台場、東京タワーと東京湾の景色が広がる。ふと港を見ると、見かけたマークをつけた船が係留されている。息子が通う大学の練習船だ。この前実習で乗ったといっていたな。それにしてもでっかい船だ。
水上バスの乗船券売り場は閉まっていた。とりあえずそこに書いてあった電話番号に電話する。乗船者がいれば寄港します、とのこと。15時25分発の水上バスに乗り、5分ほどで日の出桟橋に。そこから歩いて浜松町に。品川経由で京浜急行に乗って帰宅した。
10kmほどのウォーキングだったが、楽しい東京・江戸散歩をすることが出来た。先日は、上野から東京大学、後楽園と散歩した。次回は浅草周辺でも歩いてみたいなぁ。