卒業式の受験
明後日に国立大の2次試験をひかえている娘と帰宅後に話し合った。娘は、私立の第一希望大学に、センター利用試験、一般試験とも補欠合格という結果だった。実は、この大学にはセンター利用後期という試験があって、センター試験の数学+理科+面接で合否が決められる。ただし、卒業式の日が面接日になっているのがネックだ。娘にとっては高校生活とそこでの友達が何よりも大切なものだ。本当に充実した3年間を過ごした。だから、卒業式とその後の様々なイベントを蹴ってまでの受験・・・ 私も声をかけるのをためらっていたのだが、帰宅後に思い切って話をしてみた。
センター試験から1ヶ月。ぎりぎりの重たい毎日を過ごしてきている。いっぱい、いっぱいの状況もよくわかる。でも、ねばってみないか? と話してみた。みるみる涙があふれてきた。張り詰めた気持ちはちょっとしたことで敏感に反応する。それでも、明後日の国立大の試験が終わってから考えてみるとの返事。とりあえず、その大学の他学部にすでに合格している友達に連絡を取り、明日の午後に志願票をもらって出願だけはすませておくと結論が出た。
センター利用前期は「数+理+英」の判定だった。娘は英語が不得意だ。今度は「数+理」に面接。学校の成績もそこそこある。面接点も何とかなるだろう。何よりも「センター利用 and 一般試験」の両方で「一次補欠」という結果が気に入らない。座して待つより、面接で精一杯アピールしてきた方が良いと思う。それでダメだったらあきらめもつくだろう。そんな話をした。
いろんなことが見えてしまうこっちも苦しい。でも、逃げずにとことん追っかけていくのが私の考え方。受験を通してそんなこともわかって欲しいと思っている。大切な、大切な卒業式に出ずに受験に向かうこと。そこまでした自分を、結果はどうであれ、未来の自分は絶対にほめてくれるはずだ。
それで良いのだと思う。ガンバレ
受験は生き物だ。数字はひとつの参考でしかない。臨機応変。走りながら考えていく。思い通りにいくはずはない。大事なのは、あきらめないこと、ねばること。可能性があるかぎり追い続けていく。自分の娘にそれを教えられなくて、どうしてmiyajukuの生徒にそれを教えることが出来ようか