家族旅行 その3
最終日の15日は、直江津に向かう。ここは上杉氏が長い間本拠としていた春日山城の麓に広がる町。日本海を通じて交易が盛んに行われていたとのこと。
まずは「上越 天地人博」がおこなわれている会場に向かう。展示の規模も内容も米沢の方がはるかに良かった。というよりも、ここではスタジオのセットや番組作りの裏側にスポットがあてられた展示をおこなっていた。
つぎに「春日山城跡」に向かう。「春日山城」は典型的な戦国期の山城。ふもとの駐車場に車を止めて、シャトルバスで中腹まで行く。上杉謙信の像が建っているその場所からは徒歩で登っていく。
空堀、土塁、枡形などの遺構があちこちに残っている。どちらから敵が攻めてくるとどう守る、などと想像しながら遺構を見ていくのは楽しい。「ここを本当の直江兼継や上杉謙信が歩いたんだ」というのが、こうした場所を旅する楽しみだ。
本丸からは本当にすばらしい景色が広がる。高田平野が一望でき、直江津の港も遠望できる。本丸の裏手には今でも水を満々と満たす井戸がある。あちこちから沢水も湧き出していて、ここに城が築かれた理由がよくわかった。
もともとの林泉寺を見学し、高田城跡へ向かう。この城は、上杉氏が会津に去った後、江戸時代のはじめにこの地を領した松平氏によって築かれたもの。15時頃に上信越道に乗り、帰宅したのは22時頃だった。多少は混雑していたが、休憩を入れながらのんびり運転した。
「天地人」ツアー。なかなか楽しいものでした
さて、明日から後半の夏講習です