大鹿村騒動記
夏講習中の日曜日。夏を楽しむために本当であれば外プールにでかけて2kmほど泳ぎたかったのだが、ノドの調子が今ひとつなので止めておいた。その代わりに「大鹿村騒動記」を見に桜木町の映画館にでかけた。
原田芳雄の遺作となった作品だ。大鹿村は南アルプスの玄関口でもあるし、一昨年はここにある「中央構造線博物館」を訪ねたこともある。300年の伝統のある村歌舞伎を続けている興味深い村だ。野菜作って、シカを撃って、歌舞伎をやってきた、という村だ。そこを舞台に映画を作ろうと呼びかけたのは原田芳雄だったという。笑いあり、涙あり、憎しみあり、赦しがあり、と華々しい人間ドラマに仕上がっている。大鹿村の風景も、南アルプスの山々も良かった。映画館は満席。原田芳雄の魂が、多くの観客を呼んでいるかのようだった。原田さん、最後まであなたはかっこよかったです
帰宅すると息子が来ていた。いっしょに銭湯に行って、最近の様子を聞いた。呑むのが仕事のようだ。まぁ、とりあえずはそんなものだろう。夕飯は息子が持参した「うなぎ」。商社の水産部門に就職したので、帰宅するときはいつも何か海産物を持ってくる。今日は丑の日を過ぎたばかりなので「うなぎ」だった。うまかった 娘にも、家に戻ってくるときに何かうまいものを持って帰れる会社に就職しろよ、とウナギを食べながら言った
さて、明日からはエンジンを全開にしていきます。この期に及んでグスグズしている何人かの生徒に火をつけないといけません。