「孫の教育資金」一定額非課税検討
というニュースが入ってきました。今までも祖父母が孫の大学の授業料などを支払う場合は贈与税がかかっていませんでしたが、将来の教育資金をまとめて渡す場合は税金がかかっていたとのこと。それを孫一人あたり1,500万円を目安に非課税にするようです。
確かに今の日本は、お年寄りがタンスに貯金をしてしまって使わないので消費不況になっている、という面はあるでしょう。経済の活性化のためには「お年寄り→若い世代」にお金を移し替えることは必要でしょう。
といって、すべてのお年寄りがお金持ちっていうわけでもありません。こうした政策をとると同時に奨学金の充実もお願いしたいものです。こんなニュースも入ってきます。
奨学金「取り立て」ビジネスの残酷 → 外部ニュースにリンク
http://www.sentaku.co.jp/category/culture/post-2201.php
うちのこどもたちも「日本学生支援機構」から奨学金を借りていました。自宅通学でしたから月額5万円ちょっと、年間で60万円、4年間で240万円です。この返済が仕事についてすぐにはじまります。きちんとした会社勤めをしたとしてもそれなりに重たい負担になります。
支援機構から奨学金を借りる学生は多いはずです。就職難の中、大学を卒業してもアルバイトなどでつなぐ学生も多いはずです。大学院に進んで研究を続ける学生もいます。もちろん、そうした場合の支払い猶予の仕組みもあるのでしょうが、そうした弱者への政策も是非ともお願いしたいです。
いずれにしても、教育にはお金がかかります。お祖父ちゃんが出してくれたとしても、奨学金を借りたとしても、お金がかかっていることには変わりはありません。ムダにしない4年間をしっかりと過ごすこと。そのためにしっかりとした進学をすること。さらに、何よりも大学進学の前に学力面をふくめて自分をしっかりと鍛えることです。