早稲田大学の入試改革が示唆する2020年度以降の大学入試について
2020年の大学入試改革。
ある意味、国公立大学の入試がどうなろうと、ほとんどの子どもたちにとってはたいして関係ありません。なぜなら、多くの生徒は私立大学に進学するからです。
そして、その私大の入試が、2020年をさかいに「劇的にかわる」ことが予想されます。
先日、早稲田大学が発表した2020年度以降の入試の改革をみるとそれがよくわかります。政治経済学部の一般入試改革を例に見てみましょう。
ポイントは3点です。
① 大学入試共通テストの利用
② 英語の外部検定試験の利用
③ 学部独自入試は記述を含む思考力を問う出題
現在の大学入試センター試験にかわる新しい「大学入試共通テスト」ですが、多くの私立大学がその結果を一般試験にとりいれてくるはずです。
早稲田の政経学部の場合は、英語、数学ⅠA、国語、社会or理科を25点ずつで100点に換算、ということのようです。
学部独自入試は「日英両言語による長文を読み解いた上で解答する形式」ということで、記述解答もふくむとあります。英語の外部検定試験の得点もここに加わり、英語のチカラがかなり求められることになります。
早稲田大学は英語だけで学位がとれるプログラムを拡充していて、多くの講義を英語のみでおこなうようにしようとしています。
この早稲田大学の入試改革は多くのことを示唆しています。詳しくは稿を改めます。