ワクチンについて一緒に考えてみましょう
コロナ禍がおさまるどころかデルタ株の広がりで医療崩壊までもまねいています。しかも、10代の子どもたちへの感染も広がりを見せ、これまでとは違った状況がうまれてきています。
そんな中、わたしたちにできる対処は、感染対策を今まで以上にしっかりとおこなうことと、ワクチンを接種することしかありません。ただ、このワクチンは、従来のワクチンとはまったく違うものです。この後、12歳以上の子どもたちへの接種も考えていかねばならない中、このコロナワクチンについて一緒に考えてみませんか。わたしは「知る」ということはとても大事なことだとふだんから子どもたちに言っています。知ったからといってなにも変わらないではなく、知ろうとすること、知った上でさまざまに判断をしていくこと、が大事かと思います。
さて、コロナワクチンとして接種が進んでいるのは「mRNA(メッセンジャーRNAワクチン)」といわれるワクチンです。
このワクチンの仕組みは従来型のインフルエンザや子どもたちが受ける風疹やBCGなどのワクチンとはまったくつくりが違うものです。従来のワクチンは「生ワクチン」「不活性化ワクチン」です。生ワクチンは、弱毒化したウィルスを接種する方法で、不活性化ワクチンは胚が成長中の卵などにウィルスを接種して回収して不活性化したものを人に接種します。いずれも歴史があり効果やその副反応などについても積み重ねがあります。ただ、こうした従来型のワクチン生成は時間がかかり、コロナウィルスのワクチンをこうした方法で作ろうとすると数年がかかってしまいます。(日本の製薬メーカーが開発を進めているそうですが)
mRNAワクチンもこの30年ほど研究が続けられてきていたそうで、それがたまたま今回のコロナ禍の中で有効利用されているわけです。ただ、大事なことがひとつあります。「mRNA」ワクチンはまったく新しいタイプのワクチンで、人が接種するのは初めてだということです。テレビなどでは接種直後の副反応のことだけが話題となりますが、このワクチンについては歴史がないゆえに数年後の身体への影響については誰にもわかっていないということなのです。「このワクチンは安全です」というお医者さんも、実はその点についてはわかっていないのが実際です。
とはいっても、このmRNAワクチンは強力な感染予防効果があり、デルタ株の広がりや医療崩壊の現実の中で多くの「働く世代」は接種する方が接種しないよりも「よい」という判断をせざるを得ません。それでも接種しないという判断をする方もいらっしゃるでしょう。あくまでも「ワクチンを打つリスク」と「コロナに感染するリスク」を天秤にかけての判断になるからです。
mRNAワクチンもこの30年ほど研究が続けられてきていたそうで、それがたまたま今回のコロナ禍の中で有効利用されているわけです。ただ、大事なことがひとつあります。「mRNA」ワクチンはまったく新しいタイプのワクチンで、人が接種するのは初めてだということです。テレビなどでは接種直後の副反応のことだけが話題となりますが、このワクチンについては歴史がないゆえに数年後の身体への影響については誰にもわかっていないということなのです。「このワクチンは安全です」というお医者さんも、実はその点についてはわかっていないのが実際です。
とはいっても、このmRNAワクチンは強力な感染予防効果があり、デルタ株の広がりや医療崩壊の現実の中で多くの「働く世代」は接種する方が接種しないよりも「よい」という判断をせざるを得ません。それでも接種しないという判断をする方もいらっしゃるでしょう。あくまでも「ワクチンを打つリスク」と「コロナに感染するリスク」を天秤にかけての判断になるからです。
残念な知らせもイスラエルやアメリカなどから届いています。2回接種を終えた人への感染が増えているということです。ブースター接種といって3回目の接種が日本でも検討されています。さらに、2回接種をしても抗体が全く作られなかったり、作られたとしても数週間で激減する例も報告がされはじめています。とにかく、このコロナワクチンはまだまだわからないことがたくさんあるわけです。それでも、このワクチンを接種するとかないのが現実です。
ファイザー社や日本の塩野義製薬などが、コロナに対する治療薬を飲み薬として開発してすでに治験をはじめているというニュースも入ってきています。来年の3月までには1000万人文の供給体制を整えられるともアナウンスされています。飲み薬とのこと。治療薬ができれば、コロナに感染したとしても「治る」ということになり、インフルエンザや風邪と同じような対処ができるようになるのかも知れません。それも出てきてみないことにはわからないことです。
そして、子どもたちの接種についてです。ファイザー製も武田/モデルナ製も12歳に満たない子どもは接種ができません。また、日本小児科学会はこんなふうに述べています。「健康な子どもへのワクチン接種について、感染対策で子どもの生活がさまざまな制限を受けていることや感染した場合まれに重症化することなどを挙げて接種する意義はあります。ただ、子どもは新型コロナウイルスに感染しても軽症が多いことなどから、ワクチンを接種する際には子ども本人と養育者がメリットとデメリットを十分に理解していることや、接種の前からあとまできめ細やかな対応を行うことが必要です」。
子どもに接種させるかどうか、難しい判断かと思います。子どもたちは重症化しにくいようですが、いざかかったときにきちんとした医療が受けられるかは今の様子ではなんともいえません。また、子どもから大人への感染があれば、お父さん、お母さんの仕事への影響などはかりしれないものがあります。やはり、家庭内で子どもたちも含めて「しっかりと考え」「話しあっておく」ことが大事でしょう。
そして、子どもたちの接種についてです。ファイザー製も武田/モデルナ製も12歳に満たない子どもは接種ができません。また、日本小児科学会はこんなふうに述べています。「健康な子どもへのワクチン接種について、感染対策で子どもの生活がさまざまな制限を受けていることや感染した場合まれに重症化することなどを挙げて接種する意義はあります。ただ、子どもは新型コロナウイルスに感染しても軽症が多いことなどから、ワクチンを接種する際には子ども本人と養育者がメリットとデメリットを十分に理解していることや、接種の前からあとまできめ細やかな対応を行うことが必要です」。
子どもに接種させるかどうか、難しい判断かと思います。子どもたちは重症化しにくいようですが、いざかかったときにきちんとした医療が受けられるかは今の様子ではなんともいえません。また、子どもから大人への感染があれば、お父さん、お母さんの仕事への影響などはかりしれないものがあります。やはり、家庭内で子どもたちも含めて「しっかりと考え」「話しあっておく」ことが大事でしょう。
何が正しいのかはわかりませんし、結論も出ないでしょう。ただ、最初にもお話ししましたが、「知ること」「考えること」「話しあうこと」はとても大事だと思います。長くなってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございます。