小学生の現状

今の小学校の学習では、「わからない問題」にぶつかることはまずない。とにかくその子なりの学習が優先されるので、できない問題にぶつかってそれを乗り越えていくという体験が皆無に等しい。

こうした生徒が塾にやってくると、「わからない問題」にぶつかったときの最初の言葉が「まだ習っていない」ということになる。ちょっとでもパターンが違った問題に出会った場合の反応だ。今まで学習したことを利用して工夫しようなどという発想はまったくない。「習ってないもん」で終わりだ。

出来る子供にとっては学校の学習なんてばかばかしくて1時間の内容が3分で終わってしまうし、出来ない子供にとってはその子がわかる問題だけの反復なので進歩はない。

こんな学習スタイルに誰がしてしまったのだろう。

そして、親は絶対評価と相対評価を勘違いしてわが子が学習面では問題がないと思い違いする。小学校の絶対評価はその子の中での頑張りを評価したものであって、相対的な評価ではないのだ。つまり、その子が全国的な同学年の生徒の中でどういう位置にあるのかなど最初から無視しているわけだ。というよりも、そうした評価の方法を否定するところから今の小学校の絶対評価は成り立っている。

学校の評価が「オール左(つまりすべて優秀)」の生徒でも、塾の全国模試を受けさせると偏差値45なんてのはざらなんだ。

このままじゃいけないと思う。本当にいけないと思う。