私立大学の4割が定員割れ

今朝の朝刊に「私立大学の4割が定員割れ」という記事が掲載されていました。全国の4年制私立大学556校中225校が定員割れ。ただし、東京地区は12.4%、南関東地区と京阪神地区が30%台。中国・四国・北陸地区は60%以上が定員割れとのこと。

この傾向は今後ますます強くなっていくはずです。結果、「大学に行きたいと思えば誰でも行ける時代」が来る、というよりも来ているということです。分数の通分ができない工学部生。中学英語が理解できない外国語学部生。逆上がりの出来ない体育学部生、などなどがどんどん増えていくと言うことです。

もちろん、大学進学率がこれから上がっていくことは考えられません。あまりに高くなってしまった学費。大学に進学することの意義、等々を考えると当然の帰結です。つぶれる大学はこれからどんどん出てくるはずです。

受験生、父母の気持ちの変化も進むでしょう。完全な二極化が進行するのではないでしょうか。「しっかりと自分の人生を考えて役に立つ大学進学を目指す層」と、「なんとなく行けるのならばいってみようか」という層です。大学進学と言うことの意義をきちんと考えさせていく機会を自塾の高校生には持たせなければ、と強く思います。

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