いつもの息子との会話

いつものように月曜日は高2の数学を担当している息子と一緒に帰宅。電車の中で、明日までに提出するレポートの話などをする。テーマは「産業革命がその後の工業化に与えた影響」というもの。こうした人文系の話ならばついていけるのだが、理系の話になると・・・ 何でも、生物の授業が毎回レポート提出を義務づけられているらしく、それも今日中に書かなければいけない、などと言う。生物の先生がとても気合いが入っている人らしい。

帰宅して私が一杯やり始めた横でパソコンを打ち始めた息子(うちは食卓で勉強するのが昔からの習慣になっている)。私が新聞(読売)を広げると、「現場から」という特集に「精巣の“精原幹細胞”を利用。マグロの精子と卵をアジに作らせる研究も」という記事があった。東京海洋大の吉崎教授の記事だった。息子に見せると「あれ、オレがさっき話していた生物の先生だ。今日も授業を受けてたんだよ。」ということだ。

よくわからないが、この先生は、オスだけから子孫を残す研究を行っているらしい。実際にニジマスでは成功しているという。ニジマスの成魚の精巣から「精幹細胞」という精子の基になる細胞を採取してヤマメに移植し、精子だけではなく、卵も作ることが出来るのだそうだ。そしてこれらを受精させるとニジマスの二世が誕生するという。

最近では、ひろい飼育場所が必要なマグロの精子と卵を、小さな水槽で飼えるアジに移植してマグロの稚魚を育てる研究も進んでいると、新聞には書いてある。

「山梨にも淡水魚の実験実習所があるんだよ。オレも来年は行くんだ。でもさ、こうした研究にのめり込むと就職はムリなんだよなぁ。」と言う。就職はムリかもしれないが、こんな「夢」のような研究に関われるならば幸せだろうなぁ。まぁ、どんな研究テーマを見つけるのか楽しみだ。頑張れよぉ。