とてもおかしな話し
昨年の秋に藤沢にある湘南台高校を会場として、私塾協同組合と藤沢方面の地元の塾さんたちとの合同で「公立高校進学相談会」を実施した。あくまで手弁当で、生徒さんと保護者のためを思って実施したものだった。何と、今年は県教委が主催者となって秋に湘南台高校を会場に「公立・私立高校合同進学相談会」を実施するのだそうだ。
私たちは、長年の間「私立高校進学相談会」を実施していてこの手のイベントのノウハウをしっかりともっている。実施場所や実施時期など、何をどうすれば生徒や保護者の方のニーズに応えられるかを知っている。そんなこんなを見て、そのままそっくりと県教委が主催でやってしまおうということなのだろうか。
そもそも、県教委が主催といっても、何千万円かの予算を組んで、イベント業者に丸投げをするだけだ。こうしたイベントはテレビ神奈川とその関連業者が受託するのが常のようだ。私たちがやればせいぜい数十万円の費用で実施するのに・・・・ なだかなぁ、という気になってしまう。それもこれも税金なのに。
しかも、このイベントに70万円ほど協賛金を支払うと、当日にブースを設けて塾の宣伝をして良いと言うことらしい。そんなお金を出せるのは大手塾だけだ。県教委が主催するイベントで、大手塾がせっせと塾生集めに奔走する。とてもへんてこな話だ。
しかし、こうしたことを「おかしい」と訴えるすべもない。