娘のこと

日曜日に定期演奏会が終わった娘は、月曜日から河合塾の春期講習に行き始めた。きっちりと区切りをつけて毎日を勉強に振り向けているようだ。英語は河合塾で。数学と生物、化学はmiyajukuで。国語と社会は父(わたし)の個人指導で。答案作成力をつけるために、数学、化学、生物はZ会の添削。もちろん学校の授業の有効活用は当然だ。そんなおおざっぱな計画で進んでいる。

部活は六月まで続き、この高校の最大イベントである9月の体育祭のために夏休みはほとんど消える。そんな中、どれだけ効率よく集中して勉強するかが勝負となる。私は「受験生だから、楽しいことはすべてカットして勉強しろ」とは絶対に言わない。またそうして欲しくもない。18歳の一年間。勉強以上に大切なものはいくらでもある。仲間たちといっしょに何かに一所懸命になり、何かを創りあげていく体験はこの時期にしかできないことだ。自分を成長させるそうしたモノにはどん欲に取り組んでいってほしい。要はメリハリと心の強さだ。そう言う意味では“勉強がすべてではない”

娘がふと言った。「私、お父さんから勉強しなさいって一度も言われたことないよね」確かにそうだろう。言わなくともやるべき勉強はしてきているものな。私は「勉強しなさい」という代わりに「勉強する環境作り」に専念してきた。マネージャーみたいなものだ。

とにかくこの一年間、濃密な時間をもって欲しい。前向きにあらゆることに取り組んで欲しい。壁にぶつかった場合は、優先順位をつけて乗り切って欲しい。もちろん、勉強の優先順位は、学校のイベントに次いだものでかまわない。貴女がのぞむ限り、効率的な学習ができるように補助していきましょう。せっかく受験のプロを身近に持っているのですから、それをとことん利用しない手はない。

同じことをmiyajukuのすべての生徒たちに言いたい。

私を有効活用して欲しい。とことん利用して欲しい。

小学6年生、中学3年生、高校3年生、と 今の時間と空間の中でしかできないことをやりながら勉強にも取り組んでいって欲しい。そのためのmiyajukuでの学習なんだ。

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