県立の中・高一貫校

今日は、小4と小5の御父母4組と面談をした。今まで、miyajukuの公立中進学コースに在籍していたのだが、私立中受験を考えはじめている。というより、相模大野にできる「県立の中・高一貫校」がきっかけになっている。

何度か書いたが、私の「県立一貫校」についての意見をもう一度書いておくことにする。

多くの御父母は、県が私立の中・高一貫校と同じスタイルの学校を作る、と勘違いされている。そうではない。たとえば、私立の一貫校は中学段階で高校の学習の先取りなどをしていくが、県の一貫校はそうしたことをしない。また、ここ最近の県立高校の新タイプの学校が、試行錯誤を繰り返している様子。また、民間の校長を連れてきてその人がすぐに辞めてしまっている様子、などを考えると、この相模大野の新設校がしっかりした理念のもとに運営されるか不透明なこと。もっというと、県知事が替われば、がらっと変わってしまう教育行政を考慮すると、先物買いの色合いが強いこと。誰が六年のスパンでの教育に責任を持つのか良くわからないこと。県内から良い先生をこの学校に集める、などという踏み込んだ政策は期待できないこと。とくに一期生の場合、先輩がいない学校でどうやって学校行事を成り立たせていくのか、ということ。

負の要素は数え切れないほどある。

適性検査という名の入学試験について言えば、これは「努力をした結果」で勝ち得る内容ではない、といえる。正直、近隣の先行する他の都府県の一貫校の問題を見るかぎり、ほとんどが記述式の小論形式の問題になっている。しかも、出題内容は多岐に及び、ちょっとした高校生でも戸惑ってしまうような内容だ。この適性検査に対する対策はほとんどないといって良い。つまり、勉強のしようがないのだ。いや、本気で取り組もうとすると、膨大な時間とエネルギーを必要とする。しかも、当初は30倍を超えるかもしれない倍率が予想される。対策の立てようもない。

私は、自分の子供をこの一貫校に入れたいとは絶対に思わない。自分の子供をそうしたくない、と思うことをmiyajukuの生徒たちには奨めたくない。もしも、県が本気で県立高の復権を考えているのならば、千葉県のように(千葉県は千葉高に一貫校を併設した)、湘南高校に一貫校を併設したはずだ。いろんな意味で、実験的な意味合いが強すぎる。少なくとも、私立の一貫校受験を考えているご家庭で、同一の地平で議論する価値は全くないと思う。宝くじが当たるのと同じような感覚で受験をするのならば「可」といったレベル。

とにかく一度、あの適性検査の問題を見て欲しいと思います。

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