キッドナップ・ツアー
いつも書いていることですが、最近の児童文学書は本当におもしろいです。この「キッドナップ・ツアー」の筆者である角田光代さんはとくに児童文学の作品ばかりを書いている方ではありません。ただ、この作者の独特の文体というか、その場の雰囲気が立体的に伝わってくるタッチが、「キッドナップ・ツアー」ではよく出ていると思います。とにかくドキドキ、ワクワクする感じがあって、どんな読者でもひきこまれてしまうはずです。同時に、人生のつらさとか厳しさなんかを、じんわりと伝えてくれもします。
とにかくたくさんの子供たちに読んでもらいたい一冊です。同時に、お母様方にも読んでいただきたいです。ぐんぐん作品の中に引きこまれていくこと間違いありません。一気に読めてしまうはずです
miyajukuの受験クラスの小学生たちも、私の選ぶ本を楽しみにしてくれているようです。価格的にも500円以内でないと教材費に足が出てしまうので(笑)、低価格でおもしろくて受験に頻出する題材を選ぶのはひと苦労ですが それでも「オレ、本を読むのを楽しみにしてんだ」とか、「塾長、今度はどんな本なの?」という声を聞くとうれしくなります。受験クラス以外の小学生たちも、このプログを参考にして、書店で購入して読んで見てください。