家族旅行 その2
旅行2日目の14日は、会津若松を観光する。ここと上杉氏との関わりは、越後から国替えになり、関ヶ原の戦いの後に米沢に減封になるまでの数年間のみ。
とりあえずは「大内宿」という場所に行く。ここは会津街道沿いの宿場町。茅葺きの当時の建物が街道沿いに多数残されている。江戸時代にタイムスリップできる。きれいで冷たい水が街道沿いに流れていて、そこでジュースや果物などを冷やして売っていた。もう少し、この宿場町の紹介をした施設があれば良いのに、と思った。
市内に戻って会津若松城を見学する。この城も上杉氏の後にいくつかの主を変え、幕末期には戊辰戦争の激戦地となる。現在の天守閣は最近になってから建てられたもの。中は展示室になっている。「戊申戦争後の会津」という特別展もやっていて、それなりに充実したものになっていた。
町に出て「宮泉」というお酒をあつかう「酒蔵」を見学する。現在でも酒造りをしている蔵で、酒の造られていく過程をわかりやすく展示していた。試飲も出来たのだが、残念ながら車の運転があるのでできない。その代わり、何本かの日本酒を仕入れた。
酒蔵の方に「喜多方ラーメンのおいしいお店はありませんか?」と尋ねて教えてもらったお店に行く。平打ちの縮れ麺が喜多方ラーメンの特徴。醤油だしも薄味でおいしかった
最後に「神指城跡」へ向かう。この城は、徳川の大群を迎え撃つために上杉氏が突貫工事で築いたもの。実際には、石田三成の挙兵によって徳川軍は西に戻ったために使われなかった。一本のケヤキの大木だけが往時をしのばせていた。
磐越道に乗って今日は新潟の「やひこ温泉」へ。ここも1泊2食で10,500円という低料金。それでも快適な宿でした。