ちょっと気になったので
・・・ここ数年、塾を取り巻く環境の今日の変化、それに対応したシステムの安直さにずっと疑問を感じてきました。・・・今日も新聞やTVでは塾の広告がいっぱい。パソコンでの自習学習? インターネットでの授業? プリントに○をもらって帰るだけ? ・・・ 私たちの頭の中は?だらけです。
で、どんな授業を提供してくれるか、というと。
「経験豊富なベテラン講師陣」「少人数個別指導」「リーズナブルな授業料」「最適な学習カリキュラム策定」いうことだ。具体的には中学生で「週1回/90分授業で18,000円・週2回で35,000円」という。
えっ
リーズナブルって、中学生で1時間単価3,500円ってリーズナブルなんでしょうか。それに、中学生に週に1回だけの授業で成績を上げさせることが出来るのでしょうか。
そもそも中学生の成績アップには「演習」が欠かせません。ブログを見ていても全国の多くの先生方は「いかに演習量を確保するか」に力を注いでいます。程度の差こそあれ「出来るようになるまで演習させる」が基本です。とにかく全国の先生方は、あの手、この手を使って「演習」に力をいれています。
miyajukuでも「演習量の確保」は何よりも大切にしています。そのためには、映像授業もPC演習も、プリントをやらせて○だけつけて返すこともやっています。ニンテンドーのDSだって使います。手で書けて発音もしてくれるDSはかなりの効果があります。とにかくあらゆる手だてを使ってでも、生徒をあきさせずに演習時間を確保させるためです。演習量をどれだけ確保するか、それなくして生徒の学力アップはあり得ません。決して安直なシステム構築ではないのです。
正直、中学生には「教える」という部分はそれほど多く必要はないのです。生徒の言う「わからない」の多くは「演習不足による定着不足」であることが多いのです。大切なのは、「つまずいている部分」をしっかりと見きわめてあげて、「適切な演習教材」を渡し、「丁寧に演習させる」ということです。
私はそう思っていますし、そうした指導を繰り返しています。