当事者としての感覚
高3の○○からメールが入った。中○大学は通ったが、上○大学は補欠だったとのこと。まだ国公立が残っているが、3月末まで悩ましい時間を過ごすことになってしまうのか? この補欠というシステムは何とかならないものだろうか。私も自分にふりかかってきている問題なので、しっかりと書類に目を通した。最大の問題は、授業料等の入金の問題だ。
大学の手続きは、まずは入学金を支払う。だいたい30万円ほどだ。これがだいたい2/25日あたりが〆切になる。つぎに3/10あたりまでに授業料を支払う。理系だと前期分だけで100万円は越える。この3/10のあとに国公立の後期選抜や私立の補欠合格で繰り上げになった場合、これらの振り込んだお金がどうなるか、という問題だ。
多くの大学では「入学辞退願い」というのを3月末までに提出すると、前期分の授業料は戻ってくる仕組みになっいるらしい。ただし入学金は戻ってこないようだそれでも100万円以上のお金をムダにしなくてはすむようだ。ちょっと安心した。一口に100万円というけれど、決して小さいお金ではない
正直、塾の教師をやっていても、授業料の支払いのことまでしっかりと把握するのは難しい。数字を中心としての情報になりがちだ。それがいやなので、私は中学にも、高校にも、大学にも、出来るだけ足を使って行き、この目で見てくるようにはしている。それでも、やはり当事者になってみないとわからないことも多い。
○○もうちの娘も、繰り上がって合格できれば良いのだが・・・
代ゼミのサイトに「私大の補欠合格者の繰り上げ状況」を一覧にしたサイトがあった。やっぱりたくさんいるんだろうな。悩ましい毎日を1か月以上も過ごす受験生が・・・
代ゼミのサイトにはこう書いてあった『・・・補欠合格者のボーダーラインですが、正規合格者と補欠合格者の両方の最低点が判明している大学は決して多くありません。しかし、全般的に言えることは、難関私大ほど正規合格者と補欠合格者との間に大きな点数差は見られず、この間に多くの人が集中しています。よく言われることですが、1点に泣くことがないよう、答案作成には十分注意を払うように心がけて下さい。』
実際の補欠合格者にとっては傷口に塩を塗るような言い方だけど、来春の受験生にはしっかりとわかっておいてほしい文言だな。
受験は厳しい