大卒者の就職内定率が57パーセント

大卒者の就職内定率が57パーセントなのだそうだ。(関連記事は ここ です。)

新聞やテレビの報道は、リーマンショック以来の不景気がその原因であるかのように言う。果たしてそうなのだろうか。私は違うと思う。そのことはマスコミもわかっていながらゼッタイに書かないことだ。大学生の質が下がっていることが就職内定率を下げている第一の原因なのだ。もちろん、景気が良ければ、多少は質の劣った人材でも企業側は採用するのだろうが、とくにこうして景気が悪くなると、企業はムリして数を確保しようとはしないので内定率も下がるわけだ。自分たちが求めるレベルの人材でなければ、採用をしないという方針で企業側はのぞんでいる。

しかし、偏差値上位の大学の内定率はそれほど下がっているわけではない。それどころか、厳選採用のために、若手の社員を早い段階からリクルーターとして動員し、上位校の学生に接触させる“狩り”“握り”と呼ばれる採用をしている企業もある。「誰しもにチャンスがあるという平等思想は幻想にすぎない。現実に存在するのは就活格差だ」(就職情報誌社長談)とにかく大学生が増えたのだ。お父さん、お母さんの世代の大学生の立場と、今の大学生の立場は圧倒的に違っている。

大学を出たのだから、ある程度の企業に就職できるはずだ、といった幻想は消さないといけない。ある程度の企業に就職できるのは、ある一定のレベルをこえた大学の学生たちだけだということ。すでに就活を終えた来春卒業の大学4年生たち。保険の電話営業の会社の採用試験にさえ列を作っている。大学を出た、ということへの社会的評価はそんなものなのだ。それが現実だということだ。

小中学生をお持ちのお母様方、就活なんてずっと先の話だから、なんて思っていたら大きな間違いです。企業が求めているのは、快活で指導力もあって、英語が堪能な・・・ そんな人物なのです。それって、少しずつ、少しずつ積み上がっていくものなのではないでしょうか。まずは、切磋琢磨できる、周りの仲間たちに良い刺激を受けて毎日を過ごしていける、そんな高校生になることだと思います。