下町ロケット/池井戸潤

直木賞を受賞した作品です。本屋さんで表紙絵が気になっていた本です。最近になって、表紙絵のデザインをしたのが高校の同級生だということを知りました。何だかかっこいいなぁ、という気持で買った本です。新刊本は文庫になってから読むことが多いので私としては珍しい購入です。

さて、読み始めたら一気でした。こんなにおもしろい本は久しぶりです。エンターテイメントという言葉がぴったりの本でした。先が読みたいような、でも、あんまり早く読んでしまうともったいないような、そんな思いのまま2日間で読み切ってしまいました。読後感もさわやか。涙を誘うしかけもいっぱいあります。

お薦めです大笑い

内容は、下町の中小企業「佃製作所」に降りかかってくる様々な難局を、社長とその従業員たちが乗り切っていくドラマです。こう書くと単なる企業ドラマのように思われるかもしれませんが、それだけの小説ではありません。「会社とは?」「仕事とは?」という問いかけはもちろんのこと、「人が生きていくこととは?」「夢を追うこととは?」といった問いかけもされています。

悪役が良いですね。本当に悪役に徹している。読みながら、自分が佃製作所の社員になったかのように、銀行や大企業の悪役たちにくってかかりたくなります。そのぐらい臨場感のある場面の連続です。

いやぁ、みんなに読んでもらいたいなぁ。とくにこれから就活をする学生。今年就職したばかりの新入社員。(これって家のこどもたちですね)会社の中で夢を見失っているかた。会社と人生の狭間で悩んでいるかた。企業経営者・・・ やっぱりみんなですね(笑) 

日本のモノ作りはこうした人たちによって支えられているんだなぁ、という気持ちがわき上がってきます。頑張ろうニッポン! そんな気持ちにさせてくれます。

ほんとうにおもしろい本でしたグッド