とある中学校の国語担当の先生へ

このブログも1日に千アクセスがあり、学校関係者も閲覧されている可能性もあるので、あまり学校批判的なことは書かないようにしています。学校の先生方が校務に追われて大変なことも承知しています。

それらのことを承知の上で、ひとつだけ書かせてください。

◇中の3年国語担当の先生へ。あなたは、今回の県立高校入試の問題を見て、どう思われましたか? あなたは、ほぼ1年間、教科書をほとんど使わず、平和教育の題材となる韻文や小説文を中心に講義なさいました。しかも、生徒に対して、教科書を使わない授業をどう思いましたか? といったアンケートまでとられたとのこと。中3生は学校成績を気にしています。しかも、絶対評価です。そんな中でアンケートに先生の指導に対して批判的な言葉を書く生徒がいるわけがないのですよ。

県立高校の入試問題は、フツーの中3生として、この程度の問題文を読み取るチカラがなくては困る、といった出題だと思います。そして、中学校の先生は、そうしたレベルの問題を解くチカラを生徒に授けることもひとつの目標として意識しているべきだと私は愚考します。そうだとすると、あなたのこの1年間の授業を受けた生徒が、この県立高校の入試問題に対したとき、いったい何を思ったことでしょうか。入試問題の問3の論説文の読解をするチカラを学校の授業で身につけることが出来ていたと思われますか?

あなたは学習指導要領というものをご存じですか? 学校の教育はこの学習指導要領に準拠することを明確に規定されているはずです。教科書はその学習指導要領に準拠して作られているもので、しかも、税金によって購入され、生徒に無償で供与されているものです。決して、無視して良いものではないはずです。あなたの国語の授業に対する思いは理解できなくもありません。でも、それを子供たちに押しつけることはどうなのでしょうか。

学校の先生は、世間一般の企業のように、指導者がいて「こうしなさい」「ああしなさい」と言われないことも私はよく知っています。大卒すぐの教師でも、ほとんど丸投げで授業は任されてしまいます。何をしようと自由です。勤務評価もあってなきようなものです。どんな授業をしようが給料が下がることもありません。だからといって、あなたの思い通りに授業をして良いことにはならないはずです。

とにかく、今年のあなたの授業を振り返ってみてください。あの入試問題の問3をあなたの教え子たちがどのように取り組んだか。そのことにちょっとでも思いを寄せてみて欲しいです。国語という教科は数学などと違って、これを教えなければいけない、といったものが明確に見えない教科です。ですから、ひとつ、県の高校入試問題の文章を読み取れるチカラをみにつけさせる、といったことを目安にされてはどうでしょう。