卒塾生と
昨晩は大学3年生になった卒塾生たちの集まりに誘われて呑み会に参加してきた。就活真っ最中の苦労話や、恋バナに花が咲いていました。みんな前を向いていました。前さえ向いていればたとえ倒れても前のめりの倒れ方です。いくらでも立ち上がってやり直しがききます。
ただ、こうして今の若者たちと話をすると気になることがあります。それは、みんなあまりに真正面からしか物事をとらえていないことです。例えば、就活のことを尋ねると、立て板に水のように答えがかえってきます。「接客がしたい」「業種としてはブライダル関連を目指す」などなど・・・
「お前、一人っ子だったよな。親は家を出ても良いって言ってるの?」「ダメだと思います。」「それじゃ、職種よりもその条件が優先になるでしょ」「そうですね」「その条件に当てはまる会社を探すだけでもけっこうしぼられちゃうよ。仕事の内容は次の問題でしょ」「そうっすね」
仕事って生きていくための糧を得るためのモノだという原点。結婚して家族を持って一緒に生きていくために稼ぐという見方。そんなことが欠けているような気がする。小学生以来、キャリア教育を受けてきている今の若者たちは、「仕事=夢」といった考え方を知らずのうちにしている。
喰うために稼ぐ。それも仕事の持つ大きな意味ではないだろうか。そんな当たり前のことをもっと考えても良いんじゃないだろうか。どんな仕事だって、結果的には世の中のためになっている。「仕事=夢」は実際の仕事の中で探していけば良いと思う。
さて、冬期講習は続いています