正倉院展
3日。まずは名古屋まで新幹線で行き、近鉄特急に乗り換えて伊勢市駅へ。式年遷宮の終わった伊勢神宮へお参りに。お昼は参道にある店の一つで伊勢うどんを食べます。伊勢うどんはだし醤油の真っ黒なたれがかかったうどんです。うどんも太く、1時間もかけてゆでるとのこと。うどんというよりも餅を伸ばしたものを食べているような食感でした。こしのあるうどんが好きな人にはムリですね。
外宮にお参りします。とにかくすごい人です。
内宮に向かおうとしたら、全日本大学駅伝の日とぶつかっていて、バスもタクシーも通行止め。歩いて行こうとも思ったのですが、今回の目的は奈良行きですので、宇治山田の駅に戻って奈良行きの特急に乗ります。奈良に着いてとりあえず特別公開中の興福寺の南円堂にお参りします。
ここには慶派の仏師たちによる仏様と法相宗の僧の肖像の一群でがあり、その写実的な表現は我が国の彫刻史に燦然と輝くもの、といわれています。確かにその通りです。夕暮れ時の光の中で、お堂の中の仏様たちとお話しができました。
夜は撮り鍋を食べた後、居酒屋で粉ものを食べながら呑みました。写真はたこ焼きの串揚げ。関西にしかないですね。
さて、9日は今回の旅の目的である正倉院展へ。ものすごく込むということだったので、8時には並びました。すでに100人ほどの列。9時の開館時には信じられない列になっていました。入場券を買うのに1時間、入場するのに1時間待ち、といったところ。展示はやはりすばらしかったです。ホンモノの持つオーラをしっかりと感じてきました。
仏像館を見学し、奈良県庁の屋上に。ここからは奈良の町を一望できます。奈良を訪ねた際は是非訪れてみてください。紅葉はまだまだでした。お昼は柿の葉寿司を食べ、平常宮跡へ。朱雀門と大極殿が再建されています。資料館にも行きました。木簡の展示が良かったです。
近鉄特急で西大寺から京都へ。新幹線が4時間後までとれなかったので、八坂神社から祇園へ。裏通りは風情のある町並みが続きます。町屋風の建物も小さな川沿いに続き、着物姿の女性が彩りをそえていました。
おいしいイタリアンを食べ、8時過ぎの新幹線で帰宅。ちょっと贅沢な2日間の旅でしたが、思いっきり気分転換ができました。