働く母の権利 甘えているわけじゃない

今朝の朝日新聞の論評は作家の高橋源一郎さんでした。

「働く母の権利 甘えているわけじゃない 作家・高橋源一郎」
リンク先 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130926-00000003-asahik-soci

少し前に作家の曽野綾子さんが「出産したら女性は会社をお辞めなさい」という旨の発言をしてして議論になった。高橋さんはご自分の子育て体験とそこで出会ったお母さんたちを描くことで曽野さんの意見に異議を申し立てている。

その下りだけをちょっと引用させてもらう。

曽野さんは「産休」のような「女性をめぐる制度」は会社にとって「迷惑千万」だと否定していた。そして、そういう制度を利用する女性は「自分本位で、自分の行動がどれほど他者に迷惑をかけているのかに気がつかない人」だというのだ。

ぼくはそれを読んで、そんなのウソだよと思った。だって、ぼくの知っている働くお母さんたちはみんな、悲しいぐらい一生懸命、会社や周りに「迷惑をかけない」ようにしていたからだ。どうして、もっと権利を主張しないのだろうと思っていたからだ。曽野さんはぼくとは違う世界に住んでいるのだろうか。

(中略) だが、もっと深刻な問題は、曽野さんのことば(と、それを含めた週刊誌の一連の報道)が、いまこの国で噴き上がっているヘイトスピーチと同じ本質を持っていることだ。

miyajukuに子供さんを通わせていただいているご家庭にも働くお母さんはたくさんいらっしゃる。時に駅で通勤時にお目にかかるお母さん方はスーツ姿でかっこいい。お母さんお一人で仕事に子育てに頑張っていらっしゃる方もいらっしゃる。みんな一所懸命だ。そんなお母さんの大切な子供さん</i>を預かっている責任は重いといつも思っている。

厚労省の村木事務次官が国連で演説をしたというニュースも入ってきた。 リンク先 → http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130926/k10014811021000.html 「これまで十分に生かされてこなかった女性の能力を活用していくことが重要だとして安倍政権として積極的に取り組んでいると強調した」とのこと。そのためには社会全体の意識が変わっていかなければならない。

女性の社会進出。ずっと以前から言われつづけているが、なかなか前進していないようだ。私の娘の就活を見ていても「女の子はたいへんだ」と思わされた。miyajukuで勉強している生徒たちが大人になる頃。女性が安心して働き、子育てをし、それを温かく見まもる社会であって欲しい。

ひとりひとりの意識が変わらなくてはいけない星

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