学校が危ない

週刊 東洋経済 の 9/20号が「学校が危ない」という特集を組んでいる。こんな書き出しで記事ははじまる。

子どもと向き合えず、雑務に忙殺される教師。心を病み、学校を去る教師。そして着々と進行する教師の非正規化。学校現場が大きく揺れている。「仕事量が多すぎて、自分の子どもに勧める仕事ではない」「単なるサービス業か? と思ってしまうことがある」教師たちの悩みや不満はつきない。

東洋経済02
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とにかく何もかも学校に押しつけすぎている。それも、本来の学校の仕事である「生徒の学力向上」といった仕事ではなく、生徒のしつけだの、保護者や地域住民のトラブルだの、なんでも学校の先生に押しつけていく。

もうひとつ。学校が危なくなっていく理由が、その年齢構成のいびつさだ。50代がたくさんいて、30代から40代の中堅層が薄く、20代の経験の浅い先生がたくさんいる。今後10年でベテラン教師がたくさん辞めていき、現場は若い先生ばかり、といった状況になっていく。

教員採用試験の倍率は年々下がっている。2001年に15倍ほどあったものが今では5倍前後になっている。教師不足は深刻らしい。ベテラン教師の大量離職を埋めようにも、新規教師の採用はままならない。さらに教室の質の確保も難しくなっているようだ。

管理職になる人材も不足している。多くの学校で、教頭がひら教員への降格を願い出ているという。あまりに教頭の負担が大きすぎるのだ。全国の小中学校の教頭対象のアンケートでは、5人に1人が「心身ともにとても疲れている」との回答をしたという。それも「各社調査依頼への対応」「保護者・PTAとの連携」といった本来の業務ではない部分で時間をとられているとのことだ。

なるほど。学校が危ない、というのも肯ける。