代ゼミが大胆なリストラを
代々木ゼミナールが大胆なリストラに踏み込むとのこと。何と27校の校舎のうち20校舎を整理して7校舎に集約をするらしい。 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140823-00000036-nnn-soci ニュース等では「少子化が原因」といっているが、東進ハイスクールなどの躍進をみると代ゼミの戦略の失敗は明らかだ。
18歳人口は減っているが大学進学率は増えている。大学進学者の数そのものは激減しているわけではない。それでも大学の数は年々増えているので浪人生の数は減っている。浪人してまで第一志望の大学へ、という受験生は少なくなっている。そんな中、代ゼミは浪人生中心の経営スタイルから脱却できなかった。
多様な入試がふつうになり、今や大学進学者の5人に3人は何らかのかたちでの推薦入試だ。大教場にたくさんの生徒を詰めこんでいっぺんに教え込む、といった昔の予備校スタイルの講義はムリだ。それこそ、10人の受験生がいたら、10通りの指導法が必要になってしまう。AO入試、公募推薦、指定校推薦・・・ などなど
私の所のような学習塾で、高校生を指導している教室は増えている。しかも、みんなきちんと結果は出ている。miyajukuでも今年の春には、国公立大をはじめGMARCHにしっかりと進学者を出している。 https://miyajuku.com/course/hs/hszissek/ 学習塾は予備校よりもひとりひとりに丁寧に対応できるからだ。今年も6名の高3生が来春の受験を目指して塾で毎日勉強している。そんな生徒が増えているので予備校は経営が苦しくなっているのだと思う。
ちょっと困ったことは、代ゼミが全国模試もやめるということだ。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140824-00050008-yom-soci もう何年もセンター模試は代ゼミのものを塾内で実施してきた。その模試がなくなってしまうのは困ったことだ。今から来年度の模試をどうするかを考えておかねばならなくなった。