大学の公募推薦について その1

今の大学入試の仕組みはちょっとやそっとでは理解しがたいものになっています。だからこそ、私のところのような学習塾が良いアドバイザーになれるか、というのが大事なんです。

この時期、学校の指定校推薦を目指していた生徒たちが、自分の通う学校に希望の大学からの推薦枠が来ていないことを知ったとします。せっかく頑張って学校成績をあげて指定校推薦で大学に進学しようとしていたのに、募集そのものがこないのではどうしようもありません。もちろん、一般試験での準備もしてきているので来春の入試で合格を勝ち取れるように勉強は続けます。しかし、指定校推薦以外に公募推薦という方法もあるのです。

公募推薦ってなに? とお父さん、お母さんはおっしゃるでしょう。昔はそんなものはありませんでした。公募推薦とは、大学側の出願条件を満たしさえすれば誰でも出願できる仕組みです。しかも併願に制限のないこともほとんどです。自己推薦制度といっている大学もあります。国公立大や早慶上理などの上位私立校もこうした制度を採り入れています。

もう7年も前のことですが、私の息子もこの公募推薦を利用してとある国立大に合格しました。その時の様子は http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/200611300001/ http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/200612150001/ にあります。また、miyajukuからは、明治大、北里大、昭和大などに今までも公募推薦で合格者を出しています。

公募推薦は学校成績で志願の基準が決まっています。たとえば「評定平均が4.0以上で数学3を履修していること」などという条件です。そうした条件をクリアしていれば誰でも応募できます。ただ、募集人数が非常に少ないのでかなりの倍率になります。試験は「面接・小論文」だけの大学もあれば「適性検査」という名前の試験を課す大学もあります。

お薦めは「試験のある大学」です。試験があるということは、その試験で「差」をつけられるということです。しかも、公募推薦の試験は科目が少なく、その科目が自分の得意教科であれば倍率が高くとも一般試験より合格出来る可能性が高くなるからです。私の息子は数学が得意でした。公募の試験は数学が中心だったので、これならいけるんじゃないか、といった判断が的中したわけです。

この稿は続きます。

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