世界の大学ランキング
こうしたランキングを発表しているところはいくつかあるようだが、今回のものは「英タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education、THE)」というところが発表したものだという。日本の大学で800位までに入っているのは以下の通り、
東京大学も京都大学も大きく順位を落としているようだ。どういう基準でランク付けしているのかよくわからないが、「教育」「研究」「論文被引用数」「産業界からの収入」「国際性」の5つが評価基準だとのこと。日本の大学の場合は「国際性」というところが問題になるのだろうか。慶応大学以外はすべて国公立大学だというのも気になってしまう。
600位以下の大学はこんな感じだ。
601-800位 千葉大学、愛媛大学、岐阜大学、順天堂大学、近畿大学、神戸大学、熊本大学、九州工業大学、長崎大学、新潟大学、岡山大学、大阪府立大学、埼玉大学、信州大学、昭和大学、上智大学、東海大学、徳島大学、東京海洋大学、東京理科大学、鳥取大学、豊橋技術科学大学、早稲田大学、横浜市立大学(YCU)、横浜国立大学
ここには私立大学がいくつか顔を出してきているが、地方の国公立大をはじめとしてやっぱり数が多い。理系中心のランキングなのかもしれない。同時に、私たちの「肌で感じている大学ランキング」との落差にビックレしてしまう。それだけ、私たちの感覚がローカルなものなのだろうか。
国は「スーパーグローバル大学」というのを指定して、世界のトップ100にランクインさせよう、という政策を掲げている。良きにつけ、悪きにつけ、こうした流れは止めようもないのだろうが・・・ グローバル=欧米追随、ある意味では、グローバル=アメリカ化、といったイメージがぬぐえないところもあるのではないだろうか。
少なくとも、今の中高生の大学選びに、このランキングが役に立つとは思えないのだが(>_<)