高校生の部活動について
ある中堅高校のとある部活動の練習がおかしい。1週間の中に1日のオフもなく、連日のように20時過ぎまで練習をしている。秋の大会の前だからかな、と思っていたのが、1回戦で敗れてもその後も同じように練習が続いている。そこまで練習をしなければならない根拠がどこにあるのだろうか。
正直、この部活の顧問には怒りさえおぼえる。
高校生の部活動は、あくまでも教育活動の一環であり、こどもたちは、高校生として、勉強もし、学校の様々な活動をし、家の手伝いもし、恋愛もし、と様々な時間を過ごすべきではないだろうか。また、そうした時間を過ごす権利を有しているはずだ。
部活動はそのような高校生の1日の活動の「ひとつ」であって「すべて」ではない。こどもたちが時間を選択できない部活動という環境の中で、不当にそのこどもたちの時間を奪うことを、こうした顧問はどう考えているのだろうか。
この学校は他の部活動も同じように長い時間の拘束をする部活動が多い。それを「部活動が盛んな学校」といってアピールしている。本当にそうなのだろうか。ルールのない活動を生徒に強いている、といえないだろうか。
本当に何度も言っているが、私は部活動を否定しているのではない。自分の時間を犠牲にして、ほぼボランティアで生徒の指導に当たっている先生方に敬意も持っている。ただ、顧問は、生徒たちの時間を使わせてもらっている、という意識を持つべきではないだろうか。
そして、何よりも、学業が、中学生にしても高校生にしても、第一義的なものであり、最優先のものだということ。その配慮はゼッタイになされなければならないはずだ。連日、20時過ぎまでの練習を課し、その子たちがしっかりと毎日の学習をできるはずがない。
本当に何とかならないものだろうか(>_<)