作文添削につて

春から、中3生と私立中受験クラスの生徒には必修として作文添削の講座をとってもらっている。とくに中3生は、元朝日新聞の記者の方で、論説も書かれていた白△さんという方に継続的に添削をしていただいている。

とにかくこの添削指導がすごい。ここまでの方に、ここまで労力を使っていただいての添削は、正直、彼ら、彼女らにとっては一生の宝物といっても良いだろう。びっしりとコメント、というか、文章作法についてメッセージが寄せられる。

たとえば、ある生徒に対するコメントの一部です。

今回の書き方は、課題分の内容の繰り返しがかなりの部分をしめています。課題文の引用でないところはA、B、C(本人の作文の中に印がついている)の田△さんの意見が書かれているところだけです。

この方法で皆が書くと、結論は賛成や反対に分かれても、途中のデータは同じで、全員が似た文章になります。それでは発想の豊かさや視野の広さを作品に出したことにならないし、田△さんの独自性がうかがえないので、その鴎税の中に埋もれてしまいます。

前回、田△さんは課題の文におばあさんのエピソードを書きました。それがとても新鮮で、しかも考え方の原点になっていました。課題分を読んで感想を書く場合、自分の考えがまず必要ですね。それを表現するのに、できるだけ課題分にないエビソートを使って書くことが大切です。

言い方を変えます。これからの時代に皆さんに望まれていることは、あるデータ(課題)をもとに、どりだけ豊かな発想と検討ができて、自分の考えを表明できるか、ということです。

すごいでしょ。こんなコメントがこの数倍続きます。しかも、前回のこの生徒の作文の内容を覚えていてくださって、それとの比較で文章の書き方を指南してくれているのです。頭が下がります。

これだけ具体的に自分の文章のどこをいじればよくなるのか、を指摘してもらって、文章がうまくならないはずがありません。また、その指摘をしっかりと受けとめることで、文章の構造が少しずつわかってくるはずです。そうすれば、国語の読解にも活かせていけます。自分がこう述べたいことをどう書けば良いか、を知ることは、そのまま著者の意見をどう読み取るかにつながるからです。

6月で3回目ですが、このまま来春までこの作文講座を受講した生徒たちがどう伸びていくのか、本当に楽しみになってきました。

それと、まだきちんとお話しできませんが、秋に作文指導のイベントを企画中です。期待していてください。

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