時事問題について

中学の定期試験ではどの学年も決まって社会科の出題に「時事問題」というのがある。ちなみにネット上にもたくさんの時事問題サイトがあり「社会科テスト 時事問題」などと検索をかけるとたくさんのサイトがヒットする。すごいですよ。塾でも試験対策に時事問題のプリントを作って、覚えておけよぉ、とやっているところはいっぱいあります。

そもそも中学校の社会の試験に時事問題が出題される目的ってなんなんでしょう。社会に関心を持つ。今の時代に注意を向ける。そんなところなんでしょうか。とすると、なんだかなぁ、といった疑問が頭をもたげてきます。

今回も「国民栄誉賞を受賞したのは?」といった出題がありました。これってなんかのクイズみたいだと思いませんか? 伊調馨さんが国民栄誉賞を受賞しました。その伊調馨さんがレスリングで4連覇をしたオリンピックが開かれたのはどこですか? といった質問から、その場所を地図の中で選ばせ、ブラジルに関する問題に続く、といった設問ならわかるのですが。伊調馨さんの名前を書かせて子どものどんなチカラを測ろうとしているのでしょうか。

何だか最近の中学の時事問題の出題は、時事問題を出題することが目的化してしまっていて、何か違うんじゃないかなぁ、とながめています。

miyajukuとしては基本的にほっておきます。伊調馨さんの名前を覚えることに時間を使うのであれば、中3生は地理や歴史の復習に時間をかけた方が良いですし、1年生や2年生も、もっといろいろなことを掘り下げて、30字や50字で説明できる演習をした方がずっと本人たちのためになると考えるからです。

時事問題。嫌いだなぁ。少なくとも、いつからいつまでにおこった出来事で政治分野に限る、などと範囲を指定するべきではないでしょうか。時事問題も出します、といった範囲って、いつものように子ども相手だからこんなもんでいいや、といった教師側のあまえだと思うのですが。